カスタマーレビュー
おすすめ度:
政治的決着・・・一年戦争終結までの考察 
(2008-11-14)
前巻に引き続き一年戦争が実在したと仮定してのIF本です。
ジャブローから終戦までを扱っています。
この本の特色は連邦とジオンの両陣営の戦術のみならず
政治、経済もひっくるめての戦局の趨勢も考察していること。
超兵器ばかりでは戦局をひっくり返せない、そして力押しでも
敵国を屈服させることは出来ない――人的被害が甚大すぎるからだ。
最終的にア・バオア・クーまで行ってしまうのだが、それ以前にデギン公王の
和平提案を受け入れようとした連邦の真意の考察は面白かった。
なんとデギン公王を傀儡にしてジオンを連邦の下に置こうという計画もありえたのだ。
ギレンはそれを察知して父を殺したのか?と考えると奥が深くなった。
そしてそのギレンの動きも予想してデギンの和平交渉を仕掛けさせた
ダルシア首相の慧眼もこの本には考察されている。
表紙はレビル将軍、アムロ、セイラとガンダムと兵士達。
原作には描かれていない連邦の政治家は当然出てこない。
連邦の政治家が登場しないから勢いこの本の連邦の影も薄くなるのは少々残念だった。
あと個人的なことですが若かりし頃のシーマ様のイラストは良かったです。
ファースト世代の大人たちへ 
(2007-05-23)
何冊か持ってるんだ。このシリーズをね。
第3帝国陸軍系とかね。嫁さんに隠れて買ってました。
上下巻まとめて買いました。嫁さんに内緒で。
まさか「ガンダム」が出てくるとは思わなかった。
あの1年戦争を「過去の出来事」として「軍事・政治」考察をするとは思わなかった。
「木馬の戦闘なんざ、あの戦争の一部の戦場の更にごく一部の戦域に過ぎなかった」
って振り返ってしまうくらい良くできてます。
ああ・・・もう一度「全部を通しで」ファースト観たいなあ。
表紙とミリタリーに興味のある人はぜひ 
(2007-04-20)
表紙とミリタリーに興味のある人はぜひ手にとってみて欲しいですね。
私は下巻から読み始めましたが、モビルスーツの重厚な絵や戦時中の兵士の服装等、絵を見ているだけでも楽しかったです。
ジャブローからア・バオア・クーまでの戦史、背景を改めて客観的に眺めるのも、懐かしく、嬉しい内容でした。
個人的には、終わりの方の「一年戦争の群像」で、トニーたけざき氏の人々の写真風美麗画が気に入りました。特にドレン、シーマは魅力的でした。
本当かどうかはべつにして、痒いところに手が届くみたいな 
(2007-04-08)
いわゆる「濃い人向け」な視点から描かれた『戦史モノ』のガンダム、特に「一年戦争」における地球連邦の反撃ジャブロー攻略戦以降の話が描かれているいわば完結編です。
「地球侵攻をはじめた時点でジオンの敗北は決まっていた」や「地球連邦イコール軍国主義」
「ジムの先行量産機は粗悪品」なぞといった正に目からウロコみたいな内容が書かれております。
上下巻揃えておいておけばちょっとした検索にもってこいなサイズな本です。
メインストリームからちょっと寄り道したいあなたにお勧めです。
ドレンに1ページ割く渋さに拍手 
(2007-04-05)
前作もそうでしたが、「ガンダムを解っている軍事系ライター」が執筆しているので、「ミリタリー好きなガンダムファン」にとっては目から鱗な解説(あまりにも非民主的な地球連邦政府の実態や、ニュータイプ発生のトリックなど)が多いのではないかと。
出てくる人物も前作同様に政治中心でザビ家やレビル将軍、はてはダルシア・バハロ(ジオン降伏時の首相)などというマイナー極まりないキャラまで取り上げられています。
上下で4200円は決して安くないですが、「ミリタリー好きなガンダムファン」には両方揃える価値のある本だと思います。『ギレンの野望』が好きな人などには特にオススメでしょう。
売れるかどうかは別にして、0083やグリプス戦役も出して欲しいですね。
きっと、コウやカミーユよりもジャミトフ・ハイマンやグリーン・ワイアット将軍、メラニー・ヒュー・カーバインといったキャラに焦点が当たるのでしょうが(笑)