機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY vol.1 [DVD]
川元利浩(デザイン)矢立肇(原著)富野由悠季(原著) バンダイビジュアル

グループ:DVD /ランキング:5641
価格:¥ 6,490
発売日:2000-01-25 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
ガトー少佐はいいけれど 
(2008-09-07)
まず、オープニング曲とエンディング曲。いかにも大人向けにしたような曲で、ガンダムという冠を背負ったアニメらしくない曲だと思う。
登場人物は、コウはいいとしてもラビアンローズのニナはガンダムを私有化しすぎで見ていて腹が立つ。「私のガンダム」って言えるのは、最初に設計した「ティム・レイ」だけだ!だってRX-78-2からの戦闘データがなければ、GP01も作れていないんだから。
人間関係も変な三角関係で後味が悪い。コウ×ニナ×ガトー。わけがわからん。
まだ08小隊のシローとアイナの関係の方が潔くていい。
ニュータイプが出ていないから良いという方々がおられますが、それならガンダムじゃなくてもいいのではないでしょうか。ニュータイプを否定されるということは、ガンダムというアニメを否定しているのと同じことでしょう。「ガンダム=ニュータイプ」これは切っても切れないのです。
それと、ジオン側の目線からもよく描かれていますが、結局ジオンはテロ国家じゃないかと後押ししているような内容で、ガトー少佐は軍人らしくて格好良いのですが。じゃあ、地球連邦軍はサイド3に攻め込んだか?なぜわざわざ地球に攻め込まなければなければならないのか?と、こちらが聞きたい。地球に住む人間は、宇宙移民者を邪魔者扱いしてきたから?このことは、ガンダムUCの冒頭で表現されていますが・・・。暴力で自分たちの意見を通そうとするのは、テロや暴力団以外の何者でもない。
なんか戦争に負けたジオン軍の怨念を見ているような作品ですね。ジーク・ジオン派の方にはたまらない作品なのでしょう。
ガンダム好きじゃ無くても楽しめる… 
(2008-02-11)
ガンダム ファンではない自分にとって、このシリーズが一番、完成度がたかく普通に楽しめた。自分が十八の時始まった、一連のガンダム作品。何故こんなに周りの連中が熱くなれるか?不思議に感じていた。例えば、独特なセリフ回し、“ニュータイプ”という曖昧でブレがちな概念、イデオロギーの稚拙さ等々、そういった設定に違和感を感じ今ひとつ入り込め無かった。それらの点で、このシリーズが一番真っ当に感じる。メカニック・デザインも比較的良好でバルバロは最も気に入っていたのでもう少し活躍して欲しかったな。その後のガンダムシリーズも見たが、今ひとつだった。『逆襲の〜』がイイ線いっていたが、やはりニュータイプという概念がストーリーを荒唐無稽なものにしてしまっている様に感じる。………ガンダムシリーズの成否はこのニュータイプという設定の取り扱いに掛かっているのでは。例えば、第六感的な能力に優れた人程度に限定して精神世界まで欲ばらないようにするとか。………あと、以上を踏まえた上で、最初のガンダム(ファーストって言うんだっけ?)を、大人の味付けでリメイクしたらさぞかし良いものになると思うんだけど、余計なおせわ?でも、この0083を観ていると本当にそう想ってしまう。
今見ると・・・・・ 
(2007-07-31)
発売当時、大人気を誇り、その意味では正調富野ガンダムである『F91』を凌ぐほどの作品でした。戦闘シーンもメカニック描写も迫力がありますし、曲も良いです。
・・・・・・が、今見ると、後味の悪い結末が多いし、ラストは本当に酷いし、戦争描写とドラマと政治的側面は種とまでは言わないけれど、あまり良い形で作用していませんでした。
なにより、この作品から露骨な宣伝と、ガンダムを商売ブランドにしか考えていないようになったと思えるし、同スタッフが後にボトムズの『赫藥』での後味の悪さを出してしまったし、そう言う視点で見てみると、「種とまでは言わないけれど、良作ではないな」という感じもしてしまいます。
ガトーやデラーズ・フリートの面々も格好良く見えても、現状世界の笑えない状況を見ると、今では手放しで楽しむ気にはなれない作品です。
そういう意味ではリアルさが濃く、ツボを突いていたと思うのですが、やっぱりテロは良くないし、この作品からガンダムは金儲けの為の作品になってしまったという功罪もありそうだし、その意味では本作は、格好いいけれどお手本にするような作品ではないと思います。
政治的に見る0083 
(2006-11-15)
アメリカの物量と日本の腐敗した官僚機構の特徴をあわせもつ連邦の艦隊に
核の一撃を喰らわせるガトーの叫びには魂を震わさせられる。
これにはスタッフたちの前大戦における、
日本を守る為あたら若い命を散らした英霊たちへの無限の共感、そして
民間人までに核を使用したアメリカへの異趣返し、
責任も取らずに権力の座にのうのうと居座った
日本の一部の軍部たちへの壮絶なまでの怒りが感じられる。
と言ったら、うがち過ぎであろうか。
ある一定以上の年齢の日本人ならば、ガトーやその取り巻きの将兵達に、
宇宙戦艦ヤマトにも通底する旧き日本への郷愁を感じぬわけにはいかない。
政治的に見すぎとの批判は拭えぬにしても、
この作品は富野作品とはまた違った深さを持つという事には異論は無いだろう。
バニング大尉がコウに模擬戦闘で敗れた後、
(どこか調子が悪かったから敗れたのでは?)
との淡い期待を抱き、
足に重傷を負っても行きたがらなかった病院(というより医療室か)に自ら赴き、
精密検査を受け、異常なしと診断されヘコむるシーンは、
老兵の悲哀をこれ以上なく感じさせてくれた。
ラブストーリーとしての評価は………、
控えておくとしよう。
今でもこんな作品が作れるのか? 
(2006-11-02)
もうずいぶん前の作品なのに、まったくといっていいほど古さを感じないですね、内容も、絵も。何度見ても切なくなるこの作品…今でもこんな作品が世にでることがあるのでしょうか?